クローンソフト「Macrium Reflect 8」でSSDを128GBから512GBへ換装した備忘録

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2014年に購入したマウスコンピューターのノートパソコン

起動ドライブにSSDを使用したモデルだったが容量が128GBと少ない為、
かなり以前から容量はギリギリ近くまで使用済みとなっていた。

なるべく不要なファイルを定期的に捨てるようにし、だましだまし使ってきたが
新たにソフトウェアをインストールしたかったし、ごく最近では特定の
ファイルアイコンだけが表示さていいないことに気付いた。

さすがにそろそろ限界を感じたので、SSDを交換する決意をした。

クリーンインストールは手間がかかるので、OSのクローンを使って
容量の大きなSSDに交換することにした。これなら交換が無事に済めば
今までとまったく同じ環境で使い続けることができる。

毎日、使うPCなのでトラブルが起きて使えなくなってしまうと
非常に困るので、あまり大きなリスクは取りたくないが背に腹はかえられない。

さてパソコンはMS-DOSの時代から使っているので、多少知識はあるが
だからといって人よりめちゃくちゃパソコンに詳しいわけではない。
OSやメモリー、ストレージぐらいの違いはわかるが、マザーボードの知識や
特にハードウェアの関する知識はほとんどない。
マザーボードが扱えるSSDの容量に限界はあるのか、
あるならどのくらいまでなのか、むやみに容量の大きなSSDを購入
してから使えないとわかっても遅い。
自分のSSDがどういう規格のものかも今回初めて知った。古いタイプの
mSATAと呼ばれるインターフェースを採用したSSDだった。

初めての体験。SSDの換装作業

今回は元々ブログの記事にしようと思っていなかったので
途中のキャプチャなど全く残しておらず、作業がすべて完了してから
やはり備忘録として残しておいた方が良いかなと思い、こうして
最近はかなりの衰えを感じるようになった超短期記憶をたどりながら記録しておく。

やろうとしたこと

  • 現行、起動ドライブの128GB SSDを容量の大きいSSDに交換する
  • 交換方法はOS丸ごとクローンソフトを使用して行う

クローンソフトを使った丸ごとコピーは過去一度も経験がないので
まずは予備知識を入れることも考えてネットでわからないことを調べまくった。

そもそもクローンでOS丸ごとコピーが可能かどうか。
可能ならどれだけのパーツが必要なのか、何か障害はあるか、費用は、
そんなことを調べてみた。

パーツが必要だが、これはAmazonや楽天で買うことになるだろう。
この手の商品はやっぱりAmazonか。

SSD換装の気になる費用は

調べてみると必要なパーツは以下の2つ。

  • 交換用SSD
  • SSD外付けケース

あと以前からリカバリーディスクを作ろうと思っていたので、それ用に

  • USBメモリー

交換用SSDは最初256GBのものにしようかと思ったが、思ったより安かったので
思い切って512GBにした。同じ容量でも高いものもいくつかあるが
自分はかなり安めの方を選択。あまり安いとちょっと品質的に不安だが
費用はできるだけかけたくないのが本音。税込3,990円だった。

SSD外付けケースは購入する交換用SSDをこのケースに入れUSBケーブルでつなぎ、
OS丸ごとコピーするためのもの。コピーした後、元々PCについているSSDを外し
コピーしたSSDをPCに付け替える。外した元々のSSDはこのケースに付け替え、
外付けSSDとして使えるという優れもの。
こんなパーツがあったのも今回初めて知った。
いやー、世の中どんどん便利になるね(笑)。

リカバリーディスク用に購入したのは128GBのUSBメモリー。税込1,380円。
安くなりましたね。

合計税込7,360円(SSD換装に必須なものだけなら上の2点で税込5,980円)
※値段はすべて購入時(2023/8/20)の値段

全部Amzonで日曜日17~18時に購入して火曜日のAM9:30には届きました。

パーツの問題はこれで良し。水曜日に1日かけて作業するつもりだったので、
それまでさらに調べることに。

クローンソフト選択が難航。MBRではなくGPT、BIOSではなくUEFI???

いろいろと他の方のクローン作業を読んでいると次々と疑問点が出てくる。

クローンソフトについて詳しく調べていくとクローンはできるが条件付きだったり
昔は出来たけど、いまは出来なくなっていたりとなかなかこれだ!といった
クローンソフトに出会えない。

自分のPCはMBRではなくGPTのようなのだが、クローンソフトによっては
MBRのクローンはできるがGPTは有料になる、とか何かと制限があって
なかなか決め手に欠ける。先述したようになるべく費用はかけたくないのでできれば
有料は避けたい。有料でも2,000円未満とかならともかく、今後もしかしたら
使うことのないソフトに6,000円とか7,000円とか払うのはちょっと。
(MBR、GPTなどについてご存じない方は調べて下さいね。自分もあまりよく理解していない…)

 ※いろいろ読んでいるとMBR→MBRやGPT→GPTの場合はクローンが容易のようですが
  MBR→GPTのような場合は、特に注意が必要のようです。

また昔使っていたPCではBIOS画面に触れる機会は何度かあったが、
どうやら自分の今のノートPCはBIOSではなくUEFIというものらしく(BIOSの一種?)、
この画面の操作が必要になった場合、大丈夫だろうか?といった疑問も浮かんだ。
調べれば調べるほど疑問は湧くし、その解決方法を見つけるのも時間がかかる。
キリがないので、答えの見つからない疑問は放置することに…。
(結局UEFI画面に触れることなく無事クローン化はできましたので杞憂でしたが)

「Macrium Reflect 8」というクローンソフトに決定

さ迷っていると何とか使えそうな「Macrium Reflect 8」というクローンソフトを発見。
海外のソフトですが日本語化されていますし、調べてみると多くの方が利用している
ようなので大丈夫かと。GPT同士のクローンにも無料で対応しているらしい。

Macrium Reflect Free Trials
Macrium Reflect - Incredibly powerful software that allows you to create and schedule effective backups

詳しく解説されていたブログがありましたので、そこを参考に
トライしてみることにしました。

どなたかのブログにクローン化する為のファイルの書き込みに5時間とかの
表記があったので、自分の場合は1日がかりを覚悟していましたが、
全ての作業を含めて2時間半ほどで完了出来ました。
ちなみに自分のPCはOSがWindows10 Home、メモリー16GBです。

SSDクローンの主な作業手順

  1. まずはとりあえず既存USBメモリーと既存外付けHDDに通常のバックアップ。
  2. 今回買ったUSBメモリーにリカバリーディスク作成。↓こちらを参考。
    万が一の備えに! Windows PCのリカバリーメディアを用意する方法【Windows 10/11編】
    最近のWindows PCには、工場出荷状態に戻すための「リカバリーメディア」が付属していない。メーカー独自の「リカバリーメディア作成ツール」もプリインストールされていないことが多い。では、どうやってリカバリーメディアを用意すればいいのだろ...

    –ここまでは本来、今回の記事には無関係です–

  3. 「Macrium Reflect 8」をあらかじめ、インストールしておく。
    【完全無料】クローンソフトMacrium Reflect8の使い方をわかりやすく説明 | Toru's Terminal
    今回は完全無料でクローン出来るソフトMacrium Reflect8の使い方について紹介します。これまではSSDやHDDのクローン作成するのにEaseUS ToDo Backupを使用していたが、クローン機能が有料になってしまった。M.2 ...
  4. 購入したSSDを購入した外付けケースに装着しUSBケーブルでPCに接続。
  5. 「ディスクの管理」で上記「4.」をフォーマット。↓この辺りを参考。
    お客様サポート
    Windows10で新しいハードディスク(HDD)を接続した際のフォーマット方法について説明します
    Windows 10 - 新しいシンプルボリューム(パーティション)を追加・作成する方法
    Windows 10に新しいシンプルボリューム(パーティション)を追加・作成する方法を紹介します。 新しくハードディスクを増設した! あるいはハードディスクのボリュームを縮小し、新たな領域をつくった! といった場合はそこ
  6. 「Macrium Reflect 8」で上記「4.」にクローンファイルを作成。上記「3.」のリンク先を参照。自分は1時間半ぐらいかかりました。
  7. 無事クローンファイルが作成出来たら、上記「4.」をPCから取り外し、PCの電源をOFF。
  8. PCから元々のSSDを取り外す。
  9. クローンを書き込んだSSDをケースから外しPCに装着。ケースには今外した古い元々のSSDを装着して外付けSSDとして使う。
  10. 電源ONで今までと同様に起動すれば成功。

気になった点・戸惑った点

こういった作業には何かとトラブルが付き物だが、幸いなことに
自分の場合はほとんど問題なく、クローンでの移行ができた。

ただいくつか気になった点・戸惑った点があったので記載しておこう。

  • SSDの外付けケースのフタ中央にビニールのテープみたいなのがあったのだがはじめ何のために付いているのかわからなかった。外さないと使えないのかな、と思ったがそのまま使うことに。よく新品購入した電気製品などで電池が消耗しない様に薄いプラスティックテープのようなものが挟まっているが、そういう類のものかと思ったが、どうやらケースのフタ自体を外すためのテープだったようだ(笑)。知っていれば何のこともないものだが知らないと何をするにもこわごわだ。
  • 上記「4.」で接続したはずのSSDがエクスプローラーに表示されないのではじめ、認識されていないのかと思ったが、初期化していない為だった。少しビビった。これも慣れている人にはなんてことない話だが慣れていない人には心臓によくない。
  • Macrium Reflect 8で、元のファイル選択がちょっと難しかった。自分のPCでは内臓HDDがデータ記憶用として入っているが、OSが入っているはずのCドライブではなく、こちらの内臓HDDしか選択できないような表示になっていた。一度選択した後の画面(もしかしたら一度戻ったかも)であらためて、OSがインストールされているCドライブが選択できた。ここがちょっとわかりにくかった。
  • 「Recovey」ドライブって何?クローン移行が終わった後、エクスプローラーをみると新たに「Recovey」ドライブってのが出来ていて…。「H」ドライブはクローンファイルを作った時に指定したドライブなんだが、「Recovey」って名前だから何か忘れ物みたいな感じですかね(笑)。300MBぐらいなので実害はないと思うけどちょっと戸惑う…。

はじめてのSSD換装作業のまとめ

今回、特に大きなトラブルなくSSD換装作業が終わったのでホッとしています。
正直このノートPCはそろそろ買い替え時だと思っていましたが、
とりあえずWindows10のサポート終了までは生き延びそうです。
今後トラブルがなければの話ですが。
いまはネットで調べれば多くの人たちがノウハウや手順を公開してくれている
ので、知識や経験のない私などには非常にありがたいです。
この場をお借りして今回参考にさせていただいたサイト・ブログ運営者の方々に
お礼を申し上げます。ありがとうございました。
そして私の記事も誰かの参考になれたら幸いです。

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